デンタルサイクルについて(2025.2.3)
「デンタルサイクル」という言葉をご存知でしょうか?むし歯となった歯が失われるまでの一生を表しているのが「デンタルサイクル」と言われているもので、最初に小さなむし歯できて、その部分を削りつめ物をする。しかしそこから再度むし歯になり、今度はさらに大きく削ることになってしまう。治療を繰り返していくうちに、つめ物だったものがかぶせ物になる。そして最終的には歯を失ってしまう、ということを表したものになります。
治療に来れれる方のほとんどが仕事などで忙しくされております。忙しさのあまり、痛いところだけを治してもらう治療や、治療途中で痛みがなくなったから中断・放棄してしまうのは、「デンタルサイクル」が回り始めるきっかけとなります。
とりあえず…での治療では再治療を繰り返すことになるだけですので、その原因を元から断つ予防への取り組みがとても重要になってくるのです。
むし歯の治療のサイクルは
- どんなに素晴らしい治療をしてもらっても、歯を元通りにもどすことはできない
- 一度、自分の歯を治療すると、むし歯の進行を完全にストップさせることはできない
- 歯に治療を加えれば加えるほど状態は悪くなり歯が弱ってきます
このむし歯の治療サイクルを止めるためには、以下がポイントになります。
- 定期的に歯科医院を予約して定期検診を受診する
- 歯科医院にいる歯科衛生士さんに、歯のメインテナンスをしてもらう
- 早期発見・早期治療を心がける
トヨタ関連部品健康組合と豊田加茂歯科医師会による共同調査結果によると、歯科医院を定期的に通っている方は、48歳を境に年間にかかっている総医療費を逆転する結果が発表されております。65歳を過ぎると、それまで定期的に歯科医院を受診されていた方と、通われていなかった方では、年間15万円の医療費の差が出る結果が発表されております。
ご自身で完璧な歯みがきをすることは難しいです。定期的に歯科検診を利用したり、歯科衛生士さんによる歯のクリーニング(メインテナンス)を受診されることをおススメします。
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